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実はよく知らない?加齢臭ってどんな臭い?

はじめに

ニオイが原因で娘から疎まれる、洗濯は別にされる、枕がくさいと指摘されるなど、中年以上の男親の大きな悩みの一つは加齢臭です。

 加齢臭という言葉ができてから、実は20年程度しかたっていません。
日本油化学会において資生堂の研究員が加齢によって増加する臭い成分
「2-ノネナール」を発見し、これを「加齢臭のもと」と表現したことから始まります。

 加齢によって臭いが増すことを加齢臭がでているというようになりましたが、実はノネナール だけが年齢によって増えるものではないことが分かってきました。では加齢臭の正体とは何なのでしょうか?。

加齢臭とは

 加齢臭とは前述したとおり広義には年齢を増すにつれて増えてくる臭いのことです。 ノネナール が加齢臭の代名詞になっていますが、 2-ノネナール の臭いは青草のような臭いとされています。

  ノネナール は、元を隠して臭いを嗅いでもらった実験では嫌いな臭いと判断した人は男女ともに半数程度でした。

 嫌われているのは ノネナール なのでしょうか。先に述べた実験ではミドル脂臭は女性の9割、男性の8割が嫌いな臭いと言われているため、そちらが主犯なのかもしれません。

加齢臭: 2-ノネナール の発生メカニズム。

資生堂の研究者が見つけたのは、加齢に伴い皮膚にパルミトレイン酸が増加し、そのパルミトレイン酸が酸化・分解されることでノネナールが発生すると言うことです。(これでは知っていても廻りに説明するのは難しいですね)

加齢臭:ミドル脂臭の発生メカニズム

 汗に含まれる乳酸を皮膚常在菌であるぶどう球菌が代謝・分解することによりジアセチルが発生、それが皮脂の中鎖脂肪酸と結合してミドル脂臭を発生させます。このニオイは使い古した油の様いでノネナールより嫌う人が多いことが分かっています。

 つまり加齢臭はノネナールだけではなくミドル脂臭も含まれていることが分かると思います。

加齢臭はなぜ男性の方が注目されるのか

 これらの成分が発生する理由から考えると男性も女性も加齢に選って加齢臭ができるメカニズムに差はありません。

 ではなぜ男性だけに加齢臭(ノネナール、ミドル脂臭)があるかのようにいわれるのでしょうか。

・臭覚の差

 女性のほうが加齢臭に対して敏感であると指摘する人もいます。これは加齢臭の発生する場所も関係しています。
 最も加齢臭の臭いがきつくなるのは耳のうしろから首のうらにかけてです。男性の場合には髪の毛が臭いを防ぐよりも強める場合が多いですが、女性であれば髪の長さやお手入れの頻度から無意識にカバーできている可能性もあります。

・皮脂量の差

 ノネナールの場合にはあまり関係がありませんが、ミドル脂臭の場合には発生メカニズムに皮脂が関係しているので、男性の方が問題になりやすいのかもしれません。

 女性の場合、更年期障害の症状の一つとして高度な発汗があると言われています。この際に汗を拭き取らない場合には男性同様ミドル脂臭が発生するかもしれません。

加齢臭の対策

臭い対策には三種類あります。
一つは他の臭いで問題の臭いをごまかすことです。
二つ目は臭いを発生させない。
三つ目は発生した臭いを取り去ることです。

 例えば体からノネナールやミドル脂臭の発生を抑えることが出来れば加齢臭の対策になります。

 ノネナールの場合にはパルミトン酸の発生を抑えることになります。
 これは食事で肉類を減らすことによって効果があるとされています。
 またLDLコレステロールが高いとパルミトン酸の発生が増えるとも言われているので、高コレステロールの治療を行うと臭いを抑えます。

 ミドル脂臭の場合には汗をかかない、汗をかいたらすぐに拭うと言うことになります。
 汗に含まれる乳酸が原因物質ですので、乾いたタオルで拭いさらにぬれタオルで皮膚をぬぐうと効果が上がります。

  枕に臭いがつく寝汗に関しては残念ながら有効な手段はあまりありません。
 対処療法にはなりますが、抗菌仕様の枕カバーをつけるのがいいかもしれません。

 サラリーマンの場合に、冬場はスーツを何日も着続ける場合があります。
 これは加齢臭が染みつく原因となりますので、避けたほうがよいでしょう。

 三つ目の手段である臭い物質の除去に関しては、ミストをかけることで消臭を狙った商品があります。
 これはかなり効果があります。

 お風呂は体の周りの臭いを拭い去り、体を温めることで発生も抑えられることが分かっています。
 特にマイクロバブル浴が入浴後のノネナールの発生を温浴やシャワーに比べて抑えたという報告もあります。

まとめ

一般的に加齢臭は「加齢に伴い増えてくる臭い」と定義できます。
30歳代ぐらいからでるのがミドル脂臭でこれは腐った油のニオイが、
もう一つのノネナールは40~50歳代から出て、青草のようなニオイがします。

 発生原因から考えると男性も女性も同じように発生するはずです。
 特に嫌われるミドル脂臭の場合には皮脂の量が女性よりも男性に多いことが原因となっているのかもしれません。

 何よりも体を清潔に保つことが加齢臭の予防、抑制には一番です。

 あとはシャワーだけで済ますよりも湯船に浸かる、可能であればマイクロバブル浴等がお勧めです。

 肉食によってノネナール増えるという報告があります。
 そのため肉食を避けるように勧める記事もありますが、全く肉食を止めてしまうことはお勧めしません。
 肉食を止めた人は高齢者になったときに動けなくなる可能性が高いからです。
 肉食はコレステロールが過剰にならない程度には摂取してください。

これらに気を付けて可能な限り加齢臭に困ることのない日々を送りましょう!


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